卒業生によるゾウムシ論文の出版「北海道音更町においてスラムトラップで捕獲されたクチブトゾウムシ類,特にツノヒゲボゾウムシの季節消長について」
今年3月に大学院マスターコースを修了された研究室メンバー友田壮祐くん(現在は十勝毎日新聞社)が執筆した下記論文が『さやばねNS』に掲載されました。『さやばねNS』は、日本甲虫学会の和文誌です。
内容は以下の通りです。2021年および2022年の4月下旬から10月上旬にかけて、北海道音更町の3か所(森林、草原、河川敷)にそれぞれ1台ずつSLAMトラップを設置され、9種157個体のクチブトゾウムシ類が捕獲されました。このうち、141個体(89.8%)はツノヒゲボゾウムシPhyllobius (Diallobius) incomptus でした。ツノヒゲボゾウムシは5月下旬に捕獲されはじめ、6月にピークを迎え、8月上旬まで捕獲されました。近年、道東地方で急速に分布を拡大したと推測されるツノヒゲボゾウムシの季節消長を2年間のデータで示しており、資料的な価値が高いと思います。この論文の内容は、友田くんの修士論文の一部分です。
本研究は、JSPS科学研究費補助金(科研費)JP20K20587の助成を受けて実施されました。
書誌情報
友田壮祐・山内健生 (2026) 北海道音更町においてスラムトラップで捕獲されたクチブトゾウムシ類,特にツノヒゲボゾウムシの季節消長について. さやばねNS, 62: 38-42.
[Tomoda, S. and Yamauchi, T. (2026) Entimine weevils (Coleoptera: Curculionidae) collected with SLAM traps in Otofuke Town, Hokkaido, Japan, especially on the seasonal abundance of Phyllobius (Diallobius) incomptus. SAYABANE (N. S.), 62: 38-42.]
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