投稿

6月, 2026の投稿を表示しています

研究室のゼミでマダニの採集と観察

イメージ
 2026年6月26日(金)、研究室のゼミの時間に マダニ の採集と観察を行いました。3年生を想定した内容でしたが、3年生4名の他に4年生1名と院生1名も参加してくださいました。  まず野外に出かけ、フランネル法(白ネル布の旗を用いて地表や植生上のマダニを採集する方法)でマダニを採集しました。採集したマダニは生かしたまま持ち帰り、実験室の実体顕微鏡で観察しました。 ヤマトマダニ   Ixodes ovatus  の成虫、 シュルツェマダニ   Ixodes persulcatus の若虫、チマダニ属  Haemaphysalis  の若虫が採れていたので、種の見分け方だけでなく性別と発育ステージの特徴などを観察することができました。 フランネル法によるマダニの採集。下草や地表を白布で撫でながら歩行します。 白布には寄生前のマダニが付着します。 白布に付着したマダニをピンセットで集める学生 採集したマダニを顕微鏡で観察する学生たち

東京農業大学大学院生の保坂恭吾くんが来室

イメージ
 2026年6月25日(木)、  東京農業大学昆虫学研究室 の大学院生の保坂恭吾くんが、北海道での昆虫調査の途中、ゾウムシ標本の借用のために立ち寄られました。保坂くんは土壌性ゾウムシの分類学的研究を実施中で、面白い研究成果を続々と発表されています。

東海大学(札幌)の米根洋一郎先生が来室

イメージ
  2026年6月20日(土)、 東海大学生物学部生物学科 教授の 米根洋一郎 先生が来室されました。ご専門はアリの生態で、十勝地方や帯広畜産大学とも縁のある先生です。後で知った話ですが、昆虫学研究室の4年生のN君が高校生の時の高校の教頭先生だったそうです。

法政大学の島野智之先生(日本ダニ学会会長)が来室

イメージ
 2026年6月13日(土)、法政大学 国際文化学部 国際文化学科/ 自然科学センター 教授の 島野 智之 先生( 日本ダニ学会 会長)が来室されました。 顕微鏡でダニを観察されている島野先生

十勝毎日新聞の取材(昆虫採集)

イメージ
  2026年6月12日(金)、ゼミ終了直後に 十勝毎日新聞社 の 友田記者 から昆虫採集に関する取材を受けました。取材のため、研究室の4年生と3年生の有志が傘を使ったビーティングに挑戦しました。  この取材内容は、6月25日の 十勝毎日新聞電子版 に掲載されました。 水生昆虫が専門の西村君がビーティングを担当しました。 友田記者 がカメラでパシャリ

卒業生によるヤスデ新種記載論文の出版「北海道産フジヤスデ属(ヤスデ綱:ヒメヤスデ目:ヒメヤスデ科)の1新種,およびその大発生に関する記録(英文)」

イメージ
 今年3月に大学院ドクターコースを修了された研究室メンバー 開澤菜月 さん (現在は富山県職員) が 執筆した下記論文が 日本蜘蛛学会 の学会誌『 Acta Arachnologica 』に掲載されました。北海道産ヤスデの新種記載 論文で、本新種の大発生などについても記録しています。     この論文では、 北海道で採集されたフジヤスデ属( ヒメヤスデ目:ヒメヤスデ科)のヤスデ1種を新種と認め、学名「 Anaulaciulus kita (アナウラキウルス・キタ)」を与え、「キタフジヤスデ」という和名も提唱しました。学名の種小名である「 kita (キタ)」は、本新種が北海道のみで見つかったことから、日本語の「北」にちなんでいます。 本新種は、北海道内の 4 市 1 町(釧路市、上士幌町、帯広市、北広島市、札幌市)で確認され, 3 月から 11 月にかけて採集されました.一方で,本新種の大発生および屋内侵入は、 9 月下旬から 10 月にかけてのみ観察されました.大発生する不快害虫の種名が確定したことにより、本種の駆除や防除ための研究の進展が期待されます。 なお、北海道で大発生するヤスデとしては、本新種の他に ヤケヤスデ Oxidus gracilis (ヤケヤスデ科)という種も知られています。 この論文の内容は、開澤さんの博士論文の一部分であり、2026年5月に 第48回日本土壌動物学会大会 ( 大東文化大学 )でポスター発表されました。さらに、 6月16日、本論文は、帯広畜産大学から プレス発表 されました。  本研究は、 JSPS 科学研究費補助金( 科研費 ) JP23KJ0075 の助成を受けて実施されました。 書誌情報 Hirakizawa, N., Kuwahara, R., and Yamauchi, T. (2026) A new species of the genus Anaulaciulus (Diplopoda: Julida: Julidae) from Hokkaido, Japan, with notes on its outbreaks . Acta Arachnologica, 75(1): 119-128. [ 北海道産フジヤスデ属(ヤスデ綱:ヒメヤスデ目:ヒメヤスデ科)の 1 新種,およびその大発生に関する記...