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6月, 2025の投稿を表示しています

3年生による研究室ゼミの参観

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  2025年6月13日(金)に 帯広畜産大学環境生態学ユニット 3年生によるゼミ参観(ゼミ見学)が行われました。ゼミ参観とは、3年生が卒業研究を行う研究室を選ぶ前のイベントで、希望する研究室のゼミナールを体験することができます。ちなみに、当研究室へ配属される3年生の人数は上限が4人となっています。  この日は当研究室メンバー(院生と4年生)と研究室配属前の3年生9名が一緒になって、大学の中と周辺で昆虫採集を行いました。晴天に恵まれ、いろいろな虫を採集することができました。終了間際に、朽木の中から大きなミヤマクワガタの雄が見つかり、歓声が上がりました。  

学生による小蛾類の論文の出版 「北海道帯広市において動物の巣材とベイトトラップから採集された小蛾類」

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大学院マスターコースを 今年3月に 修了された小嶋さくらさんが執筆した下記論文が出版されました。 この論文は小嶋さんの修士論文の一部分です。 本論文は、帯広畜産大学から プレスリリース されました。 書誌情報 小嶋さくら, 菊池隼人 , 押田龍夫 ,山内健生 (2025) 北海道帯広市において動物の巣材とベイトトラップから採集された小蛾類. 都市有害生物管理, 15(1): 1-15.   [Kojima, S., Kikuchi, H., Oshida, T., and Yamauchi, T. (2025) Small moths (Lepidoptera) collected from animal nests and bait traps in Obihiro, Hokkaido, Japan. Urban Pest Management, 15(1): 1-15.] (要約)  北海道帯広市において,樹木に設置された小動物用巣箱11 個の巣材から発生した小蛾類3 科6 種(クロスジイガ Niditinea striolella ,アトキヒロズコガ Monopis flavidorsalis ,マエモンクロヒロズコガ M. longella ,ツマジロベニマルハキバガ Promalactis venustella ,ニセコクマルハキバガ Martyringa ussuriella ,ゴマダラハイキバガ Gelechia cuneatella )を採集した.さらに,同地域の樹木に哺乳類の毛皮や乾燥した筋肉などを用いたベイトトラップ33 個を設置し,ベイトから発生した小蛾類3 科6 種(クロスジイガ,アトキヒロズコガ,マエモンクロヒロズコガ,コクガ Nemapogon granella ,イブシギンハマキ Spatalistis bifasciana ,アカフツヅリガ Lamoria glaucalis )を採集した.本研究では,亜寒帯地域において,ベイトトラップによりヒロズコガ亜科が初めて採集された.巣材採集とベイトトラップのどちらの方法でも発生した蛾類の大多数はヒロズコガ亜科であった.クロスジイガは人為的環境に設置されたトラップで多く発生し,アトキヒロズコガは暗い森林環境に設置されたトラップで多く発生した.本研究では,ヒロズコガ亜科を標的...

学生による学会口頭発表「日本産ヤリヤスデ科の分類学的研究 ~Sauter氏が採集したヤリヤスデの 120年ぶりの再発見、およびタイプ産地の推定~」

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 大学院D3の 開澤菜月 さん( 日本学術振興会特別研究員 DC1)が、2025年5月31日(土)に、第47回土壌動物学会大会(福岡大学)にて、「日本産ヤリヤスデ科の分類学的研究 ~Sauter氏が採集したヤリヤスデの 120年ぶりの再発見、およびタイプ産地の推定~」というタイトルで口頭発表を行いました。 土壌動物学会47回大会プログラム_2025福岡.pdf | Powered by Box  実は、この学会口頭発表の内容は、 2025年3月22日に開澤さんが浦幌町立博物館で北海道のヤスデ類について講演したことがきっかけとして大きく進みました。100年以上謎だったことなので、急展開に驚きです。この詳細は、きっと、開澤さんが論文としてまとめてくださることでしょう。 Hans Sauter (Esaki, 1941のFig.1を転載)